ROAD TO 神親

「クソババァ」と言われてうれしかった

「あの頃のお母さんは『クソババァ』だったね。」

長女がそう言ったのは、私がコーチングを学び始めてから2年半が経ったとき。

それを聞いた私の感想は「わぁ!うれしい!」でした。

そんなことを言える関係になれた。
遠慮しないで言葉にしてくれた。

彼女はそれを聞いた母がきっと笑うだろうと思って、その言葉を発したのだろうと感じたから。

『クソババァ』だった頃

 
 

私は娘に向かって

「あーーー。そうだったよね。
そうだろうね。よかったねーーー。笑」

と言いながら、一緒に笑ったのでした。

怒ってばかりの子育て

「またケンカばっかりして!」

「なんでいうこと聞かないのよ!」

「さっきも言ったじゃん!」

コーチングに出会う前は、2歳差3人の子どもを育てながらそんな言葉で子どもたちを怒鳴ってばかりの毎日。本当に疲れ果てていました。

長女の口調は私にそっくりで、弟にキツイ言葉で注意をし、長男は妹に暴力をふるっては泣かせ、次女は、私に泣きながら「いじめられた」と訴えてくる。

「子どもが生まれたせいで!なんで私ばっかりこんなに大変なのよ!!!」

という想いを抱えながら

毎日大声で子供たちを怒鳴り、手を上げたり。
子どもを玄関の外に追い出しては、カギを閉めたドアの内側でしゃがみこみ、涙を流していました。

「もう、こんな母親はいない方がいい。」

と、本気で思っていました。

仕事が大好きでした

高校を卒業した後は、ITベンチャー企業でソフトウェアを開発するプログラマ、SEとして勤務していました。

就職をした時期はWindows98が広まっていて「インターネット」が一般家庭に浸透し始めた頃。
「ITバブル」とも言われ、その業界での勤務は新3K(キツイ・給料安い・帰れない)とも呼ばれていました。

でも、私は仕事が大好きでした。

「正しい結果」を得るためにプログラム(命令)を組み、命令をした通りに動くのがコンピューターの世界。
どうやったら効率よく、いつでも正しく動くプログラムが組めるかを考えることを楽しんでいました。

その世界では「1+1=2」であることが、昨日も、今日も、明日も変わることがない正解で、どのコンピューターで計算をしても、やっぱりいつでも「1+1=2」なのです。

でも、子育てではそうはいきませんでした。

「正しい結果」を得るための命令をしても、子どもたちはちっとも動かないし、昨日の正解は今日とは同じものにはならず、長女へと同じように声を掛けても長男は全く違った反応をする・・・。

子どもたちの将来のために、正しい行動を身につけさせたいのに。イイコに育てたいと思っているのに。

子どもたちは全然思った通りに動かない。

「なんで?私の命令がおかしいの?」

と子どものせいにしてみたり、自分を責めたりするばかりの毎日。

仕事をしているときには上司からの評価はそこそこあるのに、子育てはいくらがんばっていても誰からもねぎらわれず。誰からも褒められない。

子育てがうまくいかなかったことで、すべての自信がなくなっていきました。

途方に暮れていた頃に出会ったのは、コーチングを子育てに取り入れて楽しそうに過ごしている大阪で3人の子どもを育てるママのブログ。

この人に会いたい。でも私が住んでいるのは神奈川・・・。

子どもが3人いる私には、大阪に行くなんて無理だ。と思いながら、そのブログに書いてあるカンタンな内容すら実践することもなくただ悶々とブログをチェックする日々を過ごしていたのです。

子育てコーチング講座を受講

そのブログを毎日チェックしていたところ、ある日の記事に、東京での講座開催の情報が載っていました。それを見た私はいても立ってもいられなくなりました。

「子育て」を学ぶなんて。お金を払ってまで。しかも東京で・・・。と思いながらも、それしか道はない!!と感じ、気がついたときには申し込みを済ませていました。

意を決して受講した講座では、話を聴くたびに話をするたびに涙があふれ、私はいつもいつも泣いていました。

「こんなふうに、話を聴いてほしかった。」
「こんなふうに、気持ちをわかってほしかった。」

そんなことを感じながらいつも涙を流している私のことを
講師や仲間が見守ってくれて、励ましてくれて、すこしずつ心が満たされていきました。

講座からの帰り道は、子どもたちへそれを試すのが楽しみで、早く子どもたちに会いたくなっていました。

そして講座を受け始めて3か月が経った頃、娘から「おかあさん、優しくなったね。」と言われたのです。

子育ての正解

「子育てに正解はありません」

っていう言葉を聞いたことがありますか?

でも私は「子育ての正解はある」と思っています。

それは、ママが笑っていること。
それを見た子どもが、喜んでいること。

怒りんぼかーさんだった頃の私がいた家は、お世辞にも「幸せ」だなんて思える状態ではありませんでした。

でも今は私が笑っているから、楽しく過ごしているから、子どもたちも本当に楽しそうなのです。

私を『クソババァ』だと思っていた長女も、私が学び始めてからは
「お母さんは怒ることもある。でもすぐに気持ちを切り替えて話を聴いてくれるから、お母さんのことが大好き♡」
と言ってくれました。

娘が中2になったあるときは
「私の友だちに、お母さんの話をするとうらやましがられるよ!お母さんは『神親』だって!!」
と、教えてくれました。

これって、すごくないですか?

この日本の中には、私の受講生さんの中にも、子どもには笑顔で接する方がいい。そんなことは頭ではわかっている。それでもイライラすることを抑えられない。笑顔になれない。と思って悩んでいるママたちがたくさんいます。

それができないのは、ママ自身が満たされていないから。話をしっかり聴いてもらえる機会がなく、励まし合える、喜び合える仲間がいないから。

だから私は、娘からもらった『神親』という単語を使って『神親ナビ』という講座を作りました。

『神親ナビ』は、たくさんの子育てのテクニックを伝えます。
そして、それ以上に、ママが楽しく笑顔で過ごす秘訣がギュギューーーッとつまっている場所。

どんな悩みも、どんな喜びも、仲間に報告しながら、誰かに共感したり誰かを励ましたりしながら、一緒に楽しく過ごす場所。
安心できる場をママが持つからこそ、自然とママ自身も自分の家を子どもの安全な場にしたくなるのです。

ここに来れば、理論だけではない「子育ての正解」がしっかりと身につく。私は講座を開くたびに、いつもそう感じています。

広まっています!


「子どもに『ママってやさしいね』って褒められました!」

「学んだことを実践しようとしたのに、子どもが先にやってくれちゃっていました!」

「パパと楽しく過ごせる時間が増えました!」

そんなことを喜んで報告してくれる受講生さんたち。

それを聞いた他のママも

「すごいじゃーん!」
「よかったねー!!」

と心からの笑顔で喜んでいます。

「こんなこと言ったら恥ずかしい?」「自慢っぽい?」「バカにされる?」なんていう心配がないのがやまだともこの子育て講座

ここは、ダメなところもできたところもみんなで堂々と話をして、共感したり、学び合ったり、励まし合ったりできる場所。

だから、笑顔のママが増えるのです。

だから、帰ってからの子育てにも笑顔が増えていくのです。

講座修了生たち

 
 

子育てコーチング講座の講師となってから、私の年間開講数は200を超え、延べ2,000人以上のママたちを笑顔にし続けています。

子どもたちが
「大人になるって楽しそう!」と
思える社会を創るために

まずは、ママが笑顔になろう。
まずは、ママがワクワクしよう。

今日も私は、ママが笑顔になれるエッセンスを日本中のママたちに伝え続けています。