「またゲーム?」
「勉強はどうしたの??」
「やる気出しなさいよ!!」
とついつい気になる勉強しない小学生のやる気の低さ。
小学生のやる気を上げるために、親はどう関わっていったらのでしょうか。
小学生の子どもがもっと勉強にやる気を持ってくれたら・・・と願っている 怒りんぼかーさん(通称:オコママ)と一緒に、子どものやる気の上げ方を探っていきましょう。
ゲームばかりで勉強しない小学生
そのゲームへの集中力を少しでも勉強に向けてくれたらいいのに。
ゲームが好きな子のゲームへのやる気や集中力は、すごいもの。
その力を勉強に、と願う大人の心理は当然のようにも感じます。
そもそも、どうして勉強はしておいた方がいいのでしょうか。
受験や就職をするときに勉強ができる方が有利ですよね?
資格の試験にも勉強は必要だし・・・。
では、子どもはどうして勉強しないのでしょうか。
小学生が勉強しない心理
まず、子どもの気持ちになって考えてみてください。
ご自身が「勉強したくない」と思っていたとします。それはなぜだと思いますか?
毎日やらなくてはいけなくて面倒だとか
そもそも勉強をする意味が分からないとか
他にやりたいことがあるとかかなぁ・・。
面倒だったり、勉強をする意味が分からなかったり、他にやりたいことがあって、勉強しない小学生に対して
「あなたの将来のためだから」
「受験や就職に有利だから」
「資格を取るのにも必要だから」
という言葉では、その達成感がイメージしづらいのかもしれません。
それに比べてゲームは、目標が手の届くところにあり、達成感が得られやすく作られているため、子どもが夢中になりやすい。ということもありそうです。
「やる気」とは何か
「勉強しない小学生が、やる気を出す」
という言葉を聞いて、どんな状況をイメージしますか?
これは人によってさまざまですが、たとえばハチマキを締めて机に向かっているような状況だとします。
そんなふうに「やる気」を出した結果を考えたとき
- やる気が出るから
- やるようになって
- できるようになる
という順序を思い浮かべているのではないでしょうか。
このやる気の出し方は、一時的・瞬間的に何かを達成するときに効果的で、「テンションを上げる」という状態とも言えるもの。受験や試験の直前にはこの方法も有効かもしれません。
しかし、親が望む勉強へのやる気は習慣的に続けていくものですね。
習慣的に持続するために毎回ハチマキを締めて気合いを入れるでしょうか。
本人にとっても見ている方にとっても、これが続くとちょっと疲れてしまいそうな気もします。
習慣的なやる気、つまり「モチベーションを上げる」ためのプロセスは、また別にあるのです。
習慣を作るメカニズム
どうしたらいいのでしょうか!!
例えば勉強が好きである小学生は、自然に勉強を習慣にするかもしれません。
では、好きでも得意でもないことを習慣にしたいときはどうしたらいいのでしょうか。
ご自身の立場で考えてみてください。
勉強しない小学生の「勉強」と同じように、少し苦手なこと。けれども、やっておいた方がよさそうなこと・・・。
例えば
- 早起き
- 栄養バランスを考えた食事作り
- 部屋の片づけ
- ジョギング
- 読書
など。
この中に、もしくはこれ以外にも「苦手だな」と思うことはありますか?
習慣的を作る、つまり、モチベーションを保つためのプロセスは
- 「できそう」と思えるようなステップをやってみて
- 誰かからのいい反応があることで
- 自分の成長を実感して
- 「できる!」と思えるから
- やる気が続くし
- さらなるステップアップにも挑戦したくなる
なのです。
ゲームに夢中になるのも、このプロセスがあるからと言えます。(この場合の「誰かの反応」は、ゲーム内での「クリア」や「レベルアップ」などに相当します。)
勉強しない小学生のやる気を上げるには
もちろん、大人が怒ったり不機嫌になったりすることをきっかけにして小学生が勉強を始めることもあります。
しかし、この方法では習慣にはなりづらいのです。このことは料理の例を思い出せばわかりやすいですね。
「テレビを見ている暇があったらもっと栄養のある料理を作りなさい!」と言われ続けたら・・・
つまり、習慣をつけるときにもうひとつ必要なのは心地の良い雰囲気づくり。
もし、最初にその雰囲気が作れなかったとしても、子どもが勉強を始めたら表情や言葉掛けを心地の良いものに変えるようにしましょう。
そして、習慣になるまでは子どもの勉強に興味をもって接すること。
これを親の習慣にしていきましょう!
まとめ
勉強しない小学生に対して親がすべきことをまとめると
- いい雰囲気を作り、子どもの勉強に興味を持つ
- 本人のレベルに合ったものを提案する
- できたところを見つけていい反応をする
です。
すると子どもには
- 「できた!」と思える気持ちが育ち
- 勉強習慣もついて
- さらなるステップアップにも挑戦する
ことにつながっていきます。
いかがでしたでしょうか。
自分の習慣も、子どもの習慣も、最初は小さなステップから。
そして、周りの人がその変化や成長に興味を持っていい反応をすることが大切なのです。
大人が行動を変えなければ変化は起こりません。
大人が行動を起こすから、子どもが変化するのです。
小さなことからやってみてください。
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