アドラー心理学でもとても重要視されている「自己肯定感」は人がシアワセな人生を送るためにとても大切な感覚。
コーチングを子育てに取り入れると子どもの自己肯定感が上がっていきます。
どうして自己肯定感が上がるとよいのかという理由と、
子育てにコーチングがどう作用していくのかを
コーチング初心者の怒りんぼかーさん(通称:オコママ)と一緒に探っていきましょう。
自己肯定感が上がるってどういうこと?
自己肯定感というのは
今のままの自分を認めて、自分のことを尊重できている感覚のことであり
「自分のことが好き」
「自分はここにいるだけで価値がある」
と思えている状態を「自己肯定感が高い」と表現します。
実は、挑戦をする力は自己肯定感から生まれるんです。
まず、向上心は誰にでもあります。
たとえば
「自分の人生がもっと良くなったらいいと思う?」
という問いに
「No」と答える人はいません。
もしも「このままでいい」と答える人がいたとしても
「人生が」の部分を
「健康状態が」「家族との雰囲気が」「人間関係が」
「収入が」「仕事が」「学びが」「住環境が」、、、
と置き換えると
「そういえば、もっとよくなったらいいな。」
という項目はあるはずだし、今よりも悪くなることを望む人はいません。
そして
自己肯定感の低い(今の自分はダメだと思っている)状態であると
向上心や挑戦をする力が生まれてくると思われがちですが
自分を向上させるために何かに挑戦しようとしたとき
自己肯定感の低い人はそのチャレンジに失敗することを思い描きやすいのです。
元の自分の状態に戻ることは
「自分はダメだ」という状態に「挑戦に失敗した自分」のイメージを持ちながら戻ってくるということ。
これをイメージするとチャレンジが怖くなってしまいます。
一方
自己肯定感の高い状態にある人は
チャレンジに成功したことを思い描きやすいのです。
そして
もし、失敗したとしても元の自分(今の自分もOKと思っている)に戻るだけのことなので
失敗を怖いと感じづらいのです。
自己肯定感の高い人ほど
自分の立てた目標にチャレンジする力が強く
自分の人生を自分の思い通りに実現する力が強いと言えます。
そして、コーチングを使うと自己肯定感が上がるので、
コーチングを子育てに取り入れると子どもがシアワセな楽しい人生を歩んでいけることにつながるんです。
コーチングとは
でも・・・
そもそも、コーチングとはなんなのでしょう。
【コーチングとは】
相手の能力、可能性を引き出し、なりたい姿になるのをサポートするコミュニケーションの技術
というわけで
コーチングはコミュニケーションの技術です。
特に「質問」に限ったものではないのです。
ここでは「質問をする」より前の前提条件こそが
子育てに取り入れることで自己肯定感が上がり、
シアワセな親子関係を築くために有効である理由をお話しします。
コーチングを子育て取り入れるためにすべきこと
子どもの存在を認める
子どもの存在を認めるとは、
どういう状態のことなのか考えてましょう。
ご自身に置き換えると
ご自身が存在を認められていると感じるのはどんなときですか?
という質問だと、ちょっと想像がつきづらいでしょうか。
では逆に、存在を認められていないと感じるとき、
ここにいるのが嫌だなと感じるときはどんなときですか?
例えば、初めての場に参加して、誰からも声を掛けられなかったときとか、、でしょうか。
あいさつもされず、話しかけてもらえないとその場にいづらいと感じますよね。
存在を認めるというのは、ここにいていいという安心感を与えることにつながります。
不安を感じることから考えると分かりやすいでしょうか。
不安を感じる場は
- 目を合わせてもらえない
- 名前を呼ばれない
- あいさつをされない
- 話を聴いてもらえない
- 否定される
- 不快な態度をとられる
- 近づいてきてもらえない
こんな感じでしょうか。
ということであれば、
安心感を与える、存在を認めるためにはこれの逆をすればいいわけです。
つまり
- 目を合わせる
- 名前を呼ぶ
- あいさつをする
- 笑顔でいる
- 話を聴きながらうなずく
- スキンシップをする
などの行動を起こす。
つまり、いい雰囲気を作ること。
これが
子どもの居場所を作り、安心感を与え
「自己肯定感の高い子を育てる」
ことにつながるのです。
大人が子どもの存在を認め、
子どもの安心できる居場所を作ることが
「今の自分もOK」「ここにいてOK」という気持ちを育てます。
これが、子育てもコーチングもうまくいかせるために
一番大切なことです。
子どもを信じる
お子さんのことを信じていますか?
子どもはただ無力で無知な存在であると思っていませんか?
正しいことを教えてあげなきゃ。と、思っています。
もちろん、この社会のルールや生活習慣、勉強など
教えなければ身につかないことはたくさんありますよね。
しかし、人は生まれたその瞬間から
生きる上での機能は備わっているし向上心も持っています。
子どもは1歳前後になると
「歩けるようになりたい?
それとも、歩けないままがいい?」なんて聞かなくても
「歩くにはこのくらい足を上げるのよ。」とか
「右の足と左の足を交互に出すのよ。」などと教えなくても
歩くことに挑戦して歩き始めますね。
これは、子ども自身が
「歩けるようになりたい」「自分にはできるはずだ」と
信じているからです。
大人もまた
「この子もその時期が来れば歩けるはずだ」と
信じていますよね。
コーチングの理念の中に
「人は皆、無限の可能性を持っている」
という言葉があります。
これは、なりたい姿や実現させたいことがあったとき
それに向かって全力で行動を起こし続ければ、どんなことでも実現できる。
という意味です。
子育てをしていく中で
子どもが「こうなりたい」とか「これをできるようになりたい」と言ったことを
「まだ早い」とか「できるわけない」などと思っていませんか?
大人だって間違えることも、失敗することもたくさんあります。
そして、ここまで生きてくるまでも、たくさんのことを乗り越えてきましたよね。
人は本来、その向上心を信じる人がすぐそばで見守っていてくれるなら
たくさん尻もちをつきながらでも
前を見て、立ち上がり、歩み出し、自分で進み、実現する力を持っているのです。
子どもの可能性を大人が先に諦めてしまうなんて
もったいなさすぎるとは思いませんか?
子どもの「できる力」を心の底から信じましょう。
すぐそばに自分の信じていてくれる人がいれば
自分の力を信じ続けられます。
それが子ども自身の行動力につながっていくのです。
子どもの成果を認める
できたことを、「できたね」ということ。
がんばったことを「がんばったね」ということをしていますか?
子育てをする上で、
子どもが新しい何かに挑戦する場面は数えきれないほどあります。
もちろん
歩けるようになったとき
あいさつができるようになったとき
自転車に乗れるようになったとき
100点を取ったとき・・・
「できたね!」
「すごいね!」
「やったね!」
という言葉をかける大人は多くいます。
これを
大人の期待に沿うレベルに達していなくても
ぜひ、声に出して伝えてください。
どうやって?と思ったら
期待に沿うレベルが100点だったとしたら
今の成果は何点だっただろう?
どうしてその点数なんだろう?
と、考えてみてください。
60点の「がんばったね!」も
30点の「やってみたんだね!」も
10点の「やろうとしたんだね!」も
ぜーんぶ、成果です。^^
そう捉えたら、子どもってすごいところだらけなんです!!
大好きなママから成果を認められれば
自分の起こした行動を誇らしく感じられるので
行動を起こした自分のことも好きになっていきます。
コーチングを子育てに取り入れると
親がコーチングを子育てに取り入れて関わることで
得られる効果は
存在を認めることで
安心して帰ってくる居場所が作られ
信じることで
新しいことに挑戦できる力が作られ
成果を承認することで
「やってよかった」という気持ちが得られるということです。
【コーチング=質問】
という図式よりも前に
- 存在を認める
- 信じる
- 成果を認める
これを大切にして
自己肯定感の上がるシアワセな子育てをして
良好な親子関係を築いていきましょう。
ママが行動を変えなければ変化は起こりません。
ママが行動を起こすから、子どもが変化するのです。
小さなことからやってみてください。
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