子育ての悩みを解決

子どもへの体罰が法律で禁止!親はまず何をすべきなのか。

改正児童虐待防止関連法が 2020年4月に施行されるのに先立ち、厚生労働省が2019年12月3日に子どもに対する親の体罰を禁止した、体罰に該当する具体的な行為を示した指針(ガイドライン)の素案を公表しました。

この記事では、体罰ガイドラインが公表され、改正児童虐待防止関連法が施行されることで、実際に子育てをしている家庭や母親にどういう影響があるのかと、母親は何をすべきなのかを考察しています。

■このページの内容は■

改正児童虐待防止関連法って?

2020年4月に施行される改正児童虐待防止法は

  • 親権を持つ者等による体罰の禁止
  • 児童相談所の体制強化及び設置促進
  • 関係機関間の連携強化

などが盛り込まれており、親権者等による体罰に対する罰則は特に明記されていません。

オコママ
オコママ
親に対しての罰則がなくても、今までよりも児童相談所が家庭に介入してくるってことですよね?
やまだともこ
やまだともこ
そういうことになりそうですね。

体罰ガイドラインって?

今回、厚生労働省から公表されたガイドラインには、どんなに軽いものであっても、身体に苦痛または不快感を引き起こす行為(罰)が「体罰に当たる」と書かれています。

このような内容が盛り込まれていました。

  • 宿題をしなかったので、夕ご飯を与えない
  • 他人のものを盗んだので、罰としてお尻を叩く
  • 大切なものにいたずらをしたので、長時間正座をさせる
  • 注意しても聞かないので、頬を叩く
  • 友だちを殴ったので、同じように殴る
オコママ
オコママ
え・・・?
どんなに軽いものであっても?
それだけで体罰って言われちゃうんですか?

そしてこのガイドラインが制定された理由には、子どもへの虐待などによる痛ましい事件を減らしたいという想いがあるとともに

親自身が自分の行動を「体罰」だと認識することで、自治体等に早めに相談できるようにするという目的もあるのだそうです。

母親たちの声

私がこのガイドラインの話題をメルマガに書いたところ、読者さんたちからはこんな声が届きました。

これが、家庭で子どもを育てているお母さんたちの本当の気持ちです。

Aさん
Aさん
「体罰」と定義されたことを好きでする人はほんのわずかで、

悩んで苦しんで、どうしたら抜け出せるかそれこそ誰にも相談できずにいる人が多いのだと思います。

私もそうでした。

悩みが深いほど誰にも相談できないものなんです。

Bさん
Bさん
もし子どもに手を上げただけで体罰だからって通報されて、お前が悪いとかさらに言われて、反省しなさいなんて…

消えるしかない。と思っちゃいます。

Cさん
Cさん
私が子どもに怒鳴ってしまうたびに

夫から「うるさい、大きな声出すのはダメだ!」と頭ごなしに言われて、つらかったんです。

これが法律になったら、さらに責められそう・・。

Dさん
Dさん
通報をされたらどうしようと思ったら、お母さん達はますます周りの目が気になって、

・外では良い母親の顔をして過ごさなくちゃいけなくなってイライラが溜まったり

・家をより厳重に締め切って密室で怒るようになったり

・悩んでることを友達にも打ち明けられず、どんどん孤独になっていく

という方向に進んでしまいそうです。

Eさん
Eさん
体罰や虐待が良くないことはわかっていても、どうして良いのかわからないから手が出ちゃうんです。
Fさん
Fさん
私が子どもの時は親にも先生にも叩かれるのは、当たり前でした。

そうやって育てられた以上、それ以外の方法がわからないママは私だけではないと思います。

Gさん
Gさん
子どもに対するイライラを抱えているママは、後ろめたさや罪悪感、自己嫌悪。。。

ネガティブな感情を抱えて悩んでいる人が多いと思います。

それをさらに「法律で禁止」と言われたら、もっと大きな罪悪感を抱えることになります。

Hさん
Hさん
余裕がなくなるとすぐにイライラしてしまう私。

一番酷かった時は「虐待」と言われても、おかしくない状態でした。

どうしたらいいかわからず、誰かにとめてもらいたかった。

やまだともこ
やまだともこ
私もそうでした。
そして、講座の中でも、こういうことで悩んでいるお母さんはたくさんいます。

そして、悩んでいるお母さんたちは、自治体にも、ママ友にも相談できないでいるケースも多くあり、法律で明記されてしまうと、もっと相談できなくなると考えていたりもするのです。

批判や禁止をするのは簡単ですが・・・

こんなお母さんたちの声を聞いて

「叩いたり怒鳴ったりするなんて、子どもがかわいそう。」

「体罰はよくない。絶対にやめるべき。」

と、言ってしまうのは簡単なことです。

しかし、このお母さんたちは、

すでに子どものことをかわいそうだと思っているし、体罰はよくないからやめたいと思っています。

叩くことや怒鳴ること以外に、子どもを制止する方法がわからないだけだったり、感情的になってしまったときに自分をコントロールできる方法がわからないだけだったり。

それだけなんです。

なんでわかるのかって?

10年前の私がそうだったからです。
私も長期間、これに苦しんできたからです。

どうして体罰が起こるのか

子どものことをかわいそうだと思うのに、体罰はしたくないと思っているのに、どうして怒鳴ったり叩いたりしてしまうのでしょうか。

Iさん
Iさん
優しく言っても子どもが言うことを聞いてくれないんです。

優しく言っているうちにわかってくれたらいいのに。

Jさん
Jさん
いつもダメだって言ってるのに、何度も繰り返すんです。

ダメだって言っているのに、なんでわからないんでしょうか。

Kさん
Kさん
息子が下の子を叩くから。叩かれる痛みをわかって欲しいんです。
やまだともこ
やまだともこ
そうですよね。そういうことなんですよね。

つまり、お母さんの心の中にあるのは

「私の思っていることをわかって欲しい」

という願望なのです。

わかってもらえないときに、わかってもらうためにどうしたらいいのかがわからない。だからつい、大きな声を出してしまったり、手を上げたりしてしまったりするのです。

自分をわかってもらえる場所や相手が必要です

自分の産んだ子であっても、子どもが何を考えているのかをわからなかったり、どうして子どもが言うことを聞いてくれないのかが分からなかったりすることに戸惑い、その「わからない」「わかってもらえない」をどうしたらいいのかがわからないということが起こります。

お母さんたちは子育てをしてみて初めて、そういうことに気づくことも多いんです。

だからまずは、その「わからない」を吐き出せる場や、同じように悩むお母さんたちと話せる場が必要であるし、「わかってほしい」を満たしてくれる相手が必要なのです。

わかってもらえる相手がいて、わかってもらえることの心地よさを知り、わかってもらえることで心が安定しているお母さんは

子どものことをわかろうとする

という行動を起こします。

子どもを虐待から守りたいなら

私は子どもへの体罰を奨励するわけではありません。
子どもを虐待から守るこの法律を否定するわけでもありません。

ただ、子どもを虐待から守りたいなら、虐待を禁止することだけを強調するのではなく、まずはママたちへのサポートや心のケアが必要なのだと感じているのです。

保育や家事代行などの物理的なサポート以外にも

具体的には

  • 自分が話を聴いてもらえる相手
  • 子どもの話を聴ける技術
  • 自分の気持ちを伝える技術

が必要です。

ママの心が穏やかになり、子どもの話を聴けるようになり、ママが自分の気持ちを子どもに伝わるように伝えられるようになれば、親子がお互いに分かり合うことができます。

つまり、これが実現すれば

そこに、暴力は必要なくなるのです。

そして、やみくもに
「体罰を与えるのは、法律違反!」と国が一方的に禁止しているように感じさせることは

まるで親が子どもに対しての
「注意しても聞かないので、頬を叩く」という行動をしているのと同じだと思えてなりません。

国は、どんなに軽いものであっても、身体に苦痛または不快感を引き起こす行為(罰)を「体罰に当たる」としています。
そしてこの法律は、母親に精神的な苦痛や不快感を引き起こす行為(罰)を与えるものであるように感じられもしませんか?

もちろん

体罰は、よくないし
虐待は、よくない。

報道されるニュースの中には、目を覆いたくなるようなものもあります。

だけどこの「どんなに軽いものでも体罰」という表現を含むガイドラインが先行してしまい、それだけが独り歩きをすることで、日本で子育てをする母親たちは、自分を責める状況に陥りやすくなってしまうのです。

体罰を与えてしまう親がすべきこと

私がこのガイドラインについてのメルマガを書いたとき、受講生さんからは

Lさん
Lさん
罰則だけよりも、育児中のお母さんがホッと出来る場所、

ちょっと相談できる人、たまには泣ける場所、リフレッシュの為に気軽に託児出来る場所・・・そんな所や人員も整備してほしいよね‼️

そして、こうしてプレマミとともちゃん、仲間のみんなに出会えて私はますます幸せだよ💕

Mさん
Mさん
ともちゃんのメルマガを読み始めて、この人なら大丈夫、安心できるって思えたから、講座を受講しました。

思ったとおり安心できる場所で、すごく救われた気がしました。

こんな場があることはあまり知られていないし、悩みが深いほど誰にも相談できないものですよね。

Nさん
Nさん
ともちゃんに会えて、プレシャスマミーの存在を知ってたから、助けて!と言えたから、良かったと思っています。

辛いと思ってるママたちが幸せになれますように。

Oさん
Oさん
あんなに酷いことしてた私でも変われてきてる。

ともちゃんのおかげです♡♡♡

プレマミがもっと広がれば良いのに!
お母さんの心を助ける社会になって欲しいです。

などという感想をくれました。

やまだともこ
やまだともこ
こちらこそ、ありがとうございます。
みんなの変化を見られて、私も一緒にシアワセを感じています。

私はプレシャス・マミーのコンテンツを使って

  • 自分が話を聴いてもらえる相手
  • 子どもの話を聴ける技術
  • 自分の気持ちを伝える技術

を、提供し続けています。

だから、安心して話しに来て欲しいのです。

親子を引き離すことを考えるよりも
分かり合える親子を増やしたい。

やまだともこ
やまだともこ
私は、裁きません。

法律も大切だけれど、その前に、ひとりの尊い命を育てるという偉業を成す母親に、学ぶ機会を与えることや、こういう場があることを、もっと知っていただけたなら、もっとシアワセな親子が増えるのです。

これは、自分の変化を感じて、受講生さんたちの変化を感じて、心の底からから確信しています。

法律がどうであるかよりも、自分自身がどうなりたいのかを。そして、目の前の子どもが何を感じているかを大切に。

自分の気持ちを聴いてくれる、安心できる人や場所を持ち、聴き方や伝え方を学びましょう。

まずは、伝わりやすい伝え方。ここから無料で学べます▼

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ABOUT ME
やまだともこ(元・怒りんぼかーさん)
大学生長女(通信制)・高2長男(N高)・中3次女(公立中)の3人と暮らす母。 自身が子育てにイライラした経験から、子どもを自立に導き、子どもと信頼・尊敬しあう関係を築きながら人生を楽しむママを増やす神親ナビゲーターとして、ママたちが子育てや人生をもっと楽しめるようになる講座をZoom(オンライン)で日々開催。 子育ての悩みを解決する読者6,000人超のメルマガも発行中。 →TVで紹介された!子どもが自分から宿題をするようになる7つの方法とは