子どもへのイライラをチャンスに変える!こんな考え方をしたことがありますか?
この記事では子どもにイライラする原因と、怒りの抑え方、そして感情に任せるのではなく、子どもに伝わりやすい伝え方の3ステップを子育て講師の視点からご紹介します。
私自身もこのステップができることで、親子関係が劇的に改善したので、ぜひ試してみてください。
イライラしたくないんです・・・
子育て中のママたちと話していると、こんな言葉が口から出てきます。
イライラしたくないのに!
怒りたくないし!
なのに、怒っちゃうんです。
私も、10年前はそうでした。
イライラって、止められるんでしょうか。
そもそも、どうしてイライラするんでしょうか。
イライラのメカニズムを理解して、イライラを味方にしていきましょう。
どうしてイライラするの?
母親が子どもにイライラする理由は、ずばり
そこに期待があるから
です。
図で示すと
これです。
正直よくわかりません。
そして、期待の上に、子どもが何か行動を起こしたり、起こさなかったりしたことでもたらされた結果があるんです。
こんな感じですね。
わかりやすくいうと
8時に家を出たいというママの期待があったのに、家を出るのは8時10分になってしまった。
とか、そういうことです。
図で示すと
こんな感じ。
しかし、こういうときに私たちが注目してしまうのは、実は、この部分なんです。
つまり、起こった事実よりも、期待に沿わなかった部分。できなかったこと、思い通りにならなかったこと。ここばかりに注目してガッカリしてしまうんです。
事実は、8時10分に家を出たこと。
ですが、「家を出た」という事実よりも、つい「8時に家を出られなかった」という「なかった」こと、「思い通りにならなかった」という「なかった」ことに注目してしまい、これが
- 期待外れ
- ガッカリした
という感情を引き起こします。
その気持ちが「イライラ」に繋がるのです。
イライラしたくないのになぁ・・・。
イライラするときとしないときがある
期待通りにいかなくても、できなかったことがあっても、思い通りにならなくても、子どもにイライラしてしまうときと、イライラせずに済むときがあると思いませんか?
私自身に余裕があるときには待てるし、子どもが失敗しても許せたりします。
ママに余裕があれば、子どもにイライラしたり怒ったりしないってことなんです。
つまり、子どもの動きが遅くても、期待通りにならなくても、怒らないママを目指すのではなく、「余裕のある自分」でいる時間を増やしましょう。
怒らないではなく、余裕のある自分。
「ない」部分に注目して嘆くのではなく「ある」部分を増やそうとするのは、さっきと同じ考え方ですね。^^
余裕のある自分でいるためにできることも、考えてみましょう。
深呼吸をしてみたり、美容院にいったりすると、気持ちがスッキリするかも!
「ない」という言葉をできるだけ使わない
だから、子どもの行動が遅いときにも
「8時までに出られないよ!」
「それじゃ、間に合わないよ!」
ではなく
「8時に出ようよ!」
「家を出たの、8時10分だったね。」
と、肯定的に。
自分のイライラや怒りの感情に対しても
「イライラしたくない」
「感情的になりたくない」
「怒りたくない」
ではなく
「余裕を持ちたい」
「笑顔で過ごしたい」
「わかりやすく伝えたい」
と、肯定的にすると、それを実現する方法が見つかりやすくなったり、実現している時間に注目できるようになってきます。
伝わりやすい伝え方3ステップ
親の期待に沿わなかった部分、できなかった部分に注目するよりも、ママの期待を伝えることで
「今回は少し足りなかったけれど、本当はできる。」
と、子どもを信じる気持ちが伝わります。
そのためには、こんな伝え方をしてみてください。
1.子どもの行動の結果をそのまま認める
最初のステップは、先ほども説明した通り
「家を出たの、8時10分だったね。」
と、善悪のジャッジをせずに、今の状況をそのまま受け止めて、そのまま伝えます。
怒ったり責めたりしないように、穏やかにしてみたり、少し驚いた感じにするのもいいかもしれません。
2.ママが持っていた期待を伝える
事実をそのまま認めたあとは
「ママは、あなたなら8時に出られると思ったんだよ。」
などと、本当はできると思っていた。という気持ちを伝えます。
このときも、責める気持ちではなく、信じる気持ちを持って伝えましょう。
がっかり、さみしい、という想いを込めるのもアリです。
3.次からどうしたらいいかを考える
「できる」と言ったのだから、最後にはできる方法を。
「だから、明日はご飯を7時半までに食べ終わろうよ!」
と提案するのもいいし
「明日、どうしたら8時までに出られるかな?」
と質問して考えさせるのもいいですね。
「なんで、出られなかったんだと思う?」
など、できなかった理由を考えさせるよりも
「どうしたらできると思う?」
という方法へのフォーカスをすると、前向きに行動を起こせます。
イラッとしたら、チャンスです!
子どもにイラッとしたとき、それはチャンスだと捉えてみましょう。
何のチャンスかというと
- 子どもへの期待に気が付くチャンス!
- 子どもの「できる」に注目するチャンス!
- 伝わる伝え方をやってみるチャンス!
- 次にできる方法を考えるチャンス!
- ママが余裕を持とうとできるチャンス!
何が起こったとしても、捉え方次第で雰囲気や関係性は良くなります。
これができるようになったからこそ、私は「怒りんぼ」から卒業できました。
ぜひ、やってみてくださいね。
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